『ドラゴンボール超』レコーディング

  • 2015.06.22 Monday
  • 10:10
こんにちは、スタッフHikariです。


フジテレビ、7月より放映のテレビアニメ、
ドラゴンボール超(スーパー)』のレコーディングが行われました。
今回は全36曲!
タイトなスケジュールでしたが、
『ドラゴンボール』シリーズの新作ということもあり、
​バラエティ豊かな新曲オンパレード。


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以前、当ブログでも書きましたが、
住友は「改」のときから『ドラゴンボール』シリーズに携わっているので、
制作スタッフの皆さんが「安心して任せられる。」とおっしゃって、
一目置いてくださっています。

しかし、なんとレコーディング当日、
住友がぎっくり腰に…!
ここ最近の忙しさが祟ったのでしょうか。
急遽、注射を2本打ちに行って、なんとかスタジオに。
その間は、所属するレガートミュージックの敏腕社長や、
写譜屋さん、エンジニア中村さんが代わりに進行していましたが、
ここでやはり、普段の住友の仕事ぶりの凄さを思い知るのでした。
さらに痛み止めを飲み、
なんとか最後まで座ってディレクションできました。


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おなじみの宮坂ストリングスのみなさん。


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イングリッシュ・ホルンの庄司さん。
南米の木が使われている、レアなものらしいです。
長くて特殊な形のリードは、すべて自分で削られるのだそうです。


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ニ胡の野沢香苗さん。
徳島のイベントでも度々お世話になっています。


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住友、腰が痛すぎて椅子から立ち上がれず…。


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東京混声合唱団の皆さん。
テレビシリーズでは初めてのコーラスで、聴き応え十分。


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ヴォーカルのRemiさん。
『神の誕生』という曲だったのですが、
住友の「慈愛に満ちた感じ、マリア様的な。」という要求にも、
すんなりと応えて歌ってくださいました。


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本当に女神様に見えました。


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お久しぶりの、
トロンボーンの河合わかばさん。


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ホルンのお二人。
この日はホルンの録りが多く、終わって息切れされていましたが、
いつも安心して聴けます。


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トリはブラスの皆さん。
曲が締まりますね。


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この曲たちが実際のオンエアで、
どの程度の頻度で使っていただけるのか分かりませんが、
視聴者の皆さまの心に残り続ける音楽を作り、送り出していくのが、
音楽家・住友の仕事です。
海外でももの凄く反響が大きいようです。
嬉しいですね。

こちらは数日後、TD時の住友とエンジニア・中村氏。
ぎっくり腰も大分癒えてきたようです。


IMGP9664.jpg


今回は特別に(今更ではありますが)、
住友が所属するレガートミュージックの木尾社長にご登場いただき、
住友の仕事ぶりについて語っていただきました。

彼は、曲を書くのも早いし、
作品に関する状況、ドラマや映画の内容をきちんと把握して曲作りをするので、
音楽にブレがない。
自分の世界観をしっかり持っている上に、ライブもやっているので引き出しが多く、
安心して仕事を任せられる。
タイトルを言えば誰もが知ってるような作品ばかりだし、
誰にきいてもいいと言われるから、
プレゼンもマネジメントもしやすいのよ。
若い時から、本当に長い間、一緒に仕事をしてきたけれど、
近年、年を重ねてさらによくなっている。
予算がない時も、文句一つ言わず、ひとりであれもこれも全部吹いてくれてね、
ほんとはミュージシャン沢山雇ってあげたかったけど。
うちの若手作曲家の面倒見も良く、何かと協力してくれて、
ほんとうに助かっているし、感謝してます。
うちは作家あっての会社、作家が財産。
作家に仕事が来て、いい流れができて、会社も家庭もなりたって、
というのが一番大事。
住友さんのインストものを自身の作品としてアレンジし、
オリジナルとあわせてCD出したい、出したいと言いながら、
あっという間に年月が経っちゃってる。
でも、必ず何らかの形にしたいと思っています。
これからも身体に気をつけて、ますますいい作品を送り出してほしいです。


その木尾社長ですが、
このたび所属作曲家・佐藤準さんと共にめでたく還暦を迎えられ、
青山の某所で祝賀パーティが行われました。
題して『トリプル成人式』。
私も微力ながらカメラマンとして参加させていただきましたが、
笑いあり、涙ありの、心に残る素晴らしい宴でした。
その時の写真です。

社員から贈られたウェディングドレス姿で登場の木尾社長。
佐藤準さんと2ショット。





舞台にあげられて一緒に歌う羽目に。





花束を贈呈され、感極まる木尾社長。
とてもチャーミングでした。





次は古希のお祝い。
益々若々しくお元気でご活躍ください。
これからもどうぞ宜しくお願いします。

それでは、来月からの『ドラゴンボール超』どうぞお楽しみに!








 

『アンフェア the END』レコーディング

  • 2015.06.14 Sunday
  • 10:22
こんにちは、スタッフHikariです。

既にご存知の方も多いかと思いますが、
9月5日(土)、あの雪平夏見が帰ってきます。
劇場版『アンフェア the END』。
10年間続いた『アンフェア』もこれで本当に最後。

5月某日、完成された画を見ながらのレコーディングがありました。





住友のピアノはいつも以上にクラシカルで、ぐっと胸に響きます。













画のどこに盛り上がりを持ってくるか等、
佐藤監督や稲田プロデューサーと相談しながら、
録音が進んで行きました。





住友音楽には欠かせない、宮坂ストリングスのみなさん。





ブラスチーム。









ネタバレはできませんが、思わず息をのむラストシーン。
ラストシーンのピアノ録りはアイデアを何パターンか出し合い、
特に時間をかけて行いました。





音作りのためにはいかなる努力も惜しまない、
エンジニア中村氏の勇姿!

レコーディングの合間に、住友にインタビューしました。

ー『アンフェア』シリーズは10年目になりますが、
今回監督から特別な要望などはありましたか?

監督からの注文は特にありませんでした。
シーンごとに、以前の曲で使えるところはこの曲を使って…等、
指示を受けたのはそれくらいのもの。
強いて言えば、今回大抜擢された永山絢斗さん演じる『津島のテーマ』は重要なシーンで、
完成するまで紆余曲折がありました。
監督自身が脚本家なので、そこでぶれてはいないのでしょうけど、
『津島』というキャラクターを文章で読み解いていくうちに、
どういう人間かというのが、スタッフ皆の中でだんだん定まってきました。
こういう見え方もある、本当はこういう人間なんだろうな、
というのが固まってきて、
これじゃなかったな、ということで3、4回直しました。
一言でいうと最終作にふさわしい終わり方、
全てが上手くいっていてここに落ち着くんだ、という感じです。
そこが脚本家が監督をしているという強みですね。
テレビシリーズから『アンフェア』という世界観が確立されていました。







少々のトラブルも、大事に至らず回避。
いつも通りサクサクとレコーディングが終了いたしました。

そして、後日、TDが行われました。





この日は映画館さながらの音響、しかも台詞入りでチェック。

津島、雪平のシーンでは…
「ティンパニーの一音目を大きく。
津島の心臓の音、決意の音にしたい。」

監督はいつにも増して注文多めでした。
それほど気合いも入り、思い入れのある作品だということなのですね。
そこでエンジニア中村氏、要望に近づけるべく大活躍。





皆さん、豪華キャスト&スタッフによる最後の『アンフェア』は、
これぞ住友!という世界観に仕上がっています。
どうぞご期待ください。

 

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